ドライファス不動産では、日本からいらっしゃる駐在員の方々に、賃貸物件を探し、安全な契約をしていただき、生活をスムースに滑り出していただくお手伝いをさせていただいております。実際に皆さんが、どのように生活を始められるのか、順を追ってご紹介いたします。
公開されている情報をたどって、ご自分で探すとすれば、どうしても広告媒体に頼らざるを得ないでしょうが、昨今掲、載無料のオンラインコミュニティーで自由に物件の広告ができますので、それを利用するおおやさんがおおいようです。 クレイグス リストですが、ご参考いただけるかと思います。常に情報を収集し、ポイントともいえるその情報の取捨選択ということになりますと、やはり経験ということになるのでしょうか。 弊社をはじめ、不動産業者を御使いになることにより、時間、労力、危険性、フラストレーションを軽減していただけます。
ここで不動産会社と担当のエージェントを御選びになられる際ぜひともご注意いただきたいのが、お使いいただく会社およびエージェントが双方ともに不動産のライセンス保持者あることを必ず確認していただく必要があるという事です。お客様および物件の貸主の保護のためのライセンスですが、まことに残念ながら、ライセンスの無い業者、無資格で営業する者が存在することも確かなようです。無資格のサービスを提供する者、会社はもちろんですが、このサービスをお受けになるかたがたも法律に抵触することになります。駐在のかたがたにとって移民法との兼ね合いも含め、できる限り現地法を尊守するべきでしょうから念のためのチェックが大切と思われます。州の不動産業務、法律を司る法務機関、 California Department of Real Estate にPublic License Informationというチェック機能がございます。 http://www2.dre.ca.gov/PublicASP/pplinfo.asp こちらをクリックいただいて会社名を入力してください。その会社に属するSales Person(エージェント)の氏名一覧が閲覧できますので万一にも担当者の名前が見つからなければそのエージェントのライセンスのコピーをファックスなどで提示してもらうか、資格者であるLisence IDナンバーを要求して、上述のチェック機能に入力し、エージェントの名前と会社名 の確認 をしてみるのが一番安心でしょう。
さて、それでは、家捜しの実際を見てみましょう。
ご家族構成、お子さまの学校のこと、奥様の運転のこと、入居の時期、駐在の期間、物件をご覧頂くスケジュールのお話、物件の種類、家賃など、ご希望の条件をお伺いし、当地での家捜しの実状や注意点、特殊性などをご説明させていただきます。お電話、ファックス、E-Mailでもコミュニケートできれば大丈夫です。
ドライファス不動産の情報ネットワークをフルに活用し、条件にマッチするような物件を、賃貸のマーケットから探し出します。賃貸物件の場合、他の物件に比べて少しでも安めな物件、少しでも良い物件から決まっていきます。これは物件の数自体が少ないので、同じ価格帯を探している人たちと、同じ物件を見るためです。従って”いかに新鮮な情報か”が重要なポイントになります。
ご都合の良いお時間を頂戴し、お勧めできる物件をご案内させていただきます。それぞれの物件のオーナー、或いは管理会社のエージェントとあらかじめアポイントメントを取りつけますので、一日で5件から8件くらい見ることになります。ご訪問いただく物件数が多くなるに従っての混乱をさけるため、物件をプロットした地図及び物件のチェックリストをご用意いたします、メモを取られればベターです。実際に見ていただく物件だけでなく私共が常に見ている他の物件との比較、またチェックのポイントなど指摘させていただきます。見て回りながら周辺地域のご案内もいたしますで、興味の有ることはご遠慮なくお聞き下さい。
ご満足いただける物件が見つかるまでステップTWOとステップTHREEを繰り返します。回転の早い賃貸市場ですので、1週間もしないうちに物件が入れ替わりますので新しいものを見て回ります。
気に入った物件が見つかれば入居申込書=Rental Application Form の作成をして、貸し主側に提出します。貸し主側はこれを見て貸すかどうかの判断を下しますが、アメリカでの*クレジットヒストリー*がない方の場合ですとそれなりに注意をしませんと、せっかく気に入った物件を見つけても、信用を得られないばかりに他の人に貸されてしまうケースが発生しがちです。特に、一戸建ての場合、貸し主が日本人の事情に疎いオーナーとの直接交渉が多いですから、他に貸されてしまわないように特に慎重に作成します。
*クレジットヒストリー*:
ソーシャルセキュリティーナンバーにより、各個人の過去の経済活動に何かの問題があれば、信用調査会社に報告され、記録が残る仕組みになっています。カードや、ローンの支払いの遅延、破産宣告、家賃未払いなどが例です。これを見ることで支払能力の判断ができます。
貸し主側がクレジットチェックを取る場合、慣れていないと6−7日かかることもありますが、そうでなければ1−3日で回答が帰ってきます。OKで有れば契約をします。契約の時に必要なのは敷金と前家賃、時には最後の月の分を先払いするという条件の場合もあります。リース契約書とはいえ法律的に効力のあるものですので、お客様に内容をご説明させていただくのはもちろん、少しでも不信のあるものは、書き換えを貸し主側に要求します。
ユーティリティーの電気、ガス、水道、ゴミ、電話、ケーブルテレビ等の新規契約、サービス開設の手続きは、連絡先を調べるだけでも結構手間の掛かるものです。ドライファス不動産では、入居までにこれらの設定をお客様に代わって手続きいたします。従って後は荷物を搬入するだけです。
契約から荷物の搬入までの間にもう一つやることがあります。貸し主、借り主、ドライファス不動産の立ち会いで、物件のチェックをして文書に残し、お互いにサインを取り交わして保管します。壁の傷からカーペットにしみ、少々の不都合があり、入居までに修理しないところは全て書いておいて、出ていくときに誤解の無いようにします。これも、作業自体はドライファス不動産がいたしますので、お客様は確認の上サインをして頂ければ結構です。
さて、これでいよいよ入居、ということですが、アパートなど鍵やガレージのリモートコントロールを紛失するとそれぞれに数ドルから数十ドル請求されますので、合鍵の作れるものはそれを利用して、オリジナルは保管しておいたほうが良いでしょう。共同のプールなどがある場合もその鍵をなくすと数十ドルの負担がありますので使わなくても退去するときにはわかるように保管してください。
住んでいる間に何らかの事情で鍵を交換するなどの場合、大家さんにはその旨申し出て、合鍵を渡すことが必要です。
なお、入居後も貸し主とのコミュニケーションで問題があったりした場合はご遠慮なくご連絡頂いております。
当社、サービス料金:なお、上記の一環のサービスに伴い、ご契約成立の際に手数料としまして、一ヵ月の賃料相当額を承っております。
アパートにもピンからキリまであるわけですが、ここでは駐在員に方々が一般的に入居していらっしゃるようなアパートのご紹介をいたします。 シリコンバレー中どこにでもアパートがあるかというとそうでもないのです。日本の用途地域のようなゾーニングの法律があって集合住宅が建てられる場所は決まっています。したがって、高級住宅街のまん中にアパートはないわけですが、アパートの建っている地域は便利性がよいのが普通です。
リーシングオフィス=アパートの管理事務所にはメンテナンスのスタッフが常駐するケースが多いですから安心です。
日本の住まいと比較してみた場合、低層(4階建て止まり)賃貸マンションの大きなものを想像頂ければよいかと思います。数百ユニットもある大規模な物まで有り、プール、テニスコート、クラブハウス、サウナ、ラケットボールコート、バレーボール コートなといろいろな設備が付いているアパートも人気があります。冷蔵庫、調理用電気レンジ、オーブン、食器洗い機、窓のブラインド、一部照明器具も付いてきます。日本人駐在員の方々がよく入居されているコンプレックスの賃料相場と間取りを簡単にご説明いたします。
ここ数年来、相場の変動が非常に激しいようです。2001年初旬の家賃ピーク時、2ベッドルームの一部アパートで4000ドルに近づいたことがありましたが、2008年2月現在、1800-3000ドル前後です。
sf=平方フィート=0.09平米
STUDIO: ワンルームマンションのような物、900ドルから
ONE BEDROOM: 寝室が一つと、リビングダイニングエリア、もちろんバストイレ付き、700sf、1400ドルから2500ドル 、平均で1900ドルくらい。
TWO BEDROOM: 部屋の中にバスルームの付いたマスターベッドルームと、もう一つ別のベッドルーム、廊下部分にバスタブの付いたバスルームがあって、リビングダイニング、キッチン、大きさは1000sf前後、1800ドルから3000ドル 、 平均2400ドルくらい。
THREE BEDROOM: スリーベッドルームのアパートは少ないですが、、2800ドルから3500ドルと割高のようです。3部屋以上必要で有ればタウンハウス、一軒家を探すほうが割安で物件の数も豊富です。
アパート選びで一つのポイントになるのは洗濯機、乾燥機の置き場が自分のユニット内にあるかどうかということです。90%位のアパートはコインランドリーシステムです。独身の方でしたらば、一度に何台か使って、短時間に洗濯が済むので、かえって好都合かも知れませんが日本の奥様方には・・・・。
もう一つは駐車場の問題です。アパートの場合、駐車スペースに問題は無いものの、独立したガレージが付いてくるところは非常に限られています。TWO BEDROOM の物件でもカーポート一台分、或いは地下駐車場の一台分のスペースが割り当てられ、他に車がある場合は、野天のスペースを使用することになります。全ていっぱいになることはほとんど無いようですが、部屋から比較的離れた所に駐車せざるを得なくなる可能性はあります。(歩いて2−3分です)
また、ベランダ、ポーチが付いていることがほとんどです。
アパートに住むことに欠点があるとすると、アパートに住まわれている人々は、全て賃貸で入居していますので、人の入れ替わりが多く、お隣がいつどんな人に代わるか判らないこと。また、次にご説明する分譲のコンドミニアムが貸しに出ているケースよりも、構造的に劣っていることもあり、隣のシャワーの音が聞こえたり、お子さんが走り回ると、階下から苦情が出るケースもあるようです。新しいアパートの建物は床が鉄筋コンクリートになって、構造も、防音もしっかりしています。