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入居後に知っておきたいティップス、物件情報、シリコンバレー生活情報とリンク集-ページ１、シリコンバレー生活情報とリンク集-ページ２

住宅地としてのシリコンバレー地域性、特殊性について

　世界的に知られるシリコンバレーですが、地図上にシリコンバレーという地名は存在しません。Santa Clara Valleyという盆地のニックネームとでもいうのでしょうか。カウンティー（郡）で申し上げますと、サンタクララ　カウンティーで、サンフランシスコの南、約５０マイルに位置しています。
　こちら、サンタクララ　カウンティーに属する町は、サンノゼ、サニーベール、サンタクララ、マウンテンビュー、パロアルト、ミルピタス、クパティーノ、サラトガ、キャンベル、ロスガトス、ロスアルトス、ロスアルトスヒルズ、ギルロイ、モルガンヒル、モンテセレノというところです。この中で日本からの駐在員ご家族に人気が高く、日本人にとっての生活環境が充実している町というと、クパティーノ、サンノゼの西部、サニーベール、サラトガということになるのでしょうか。日本人駐在員のお住まいとして、シリコンバレーで人気の中心地ということではこちらの概略地図(Map Quest) をご参照下さい。ご参考に、星印が当社ドライファス不動産の所在地です。
　この地域に日本人駐在員のご家族が集まる理由をあげてみますと、安全性が高いこと、東洋系のショッピングがたくさんあること、緑が多いこと、収入の高い人たちが住む高級住宅地の一部或いはその隣接地であること、学校の評判が大変良いこと（カルフォルニアでもトップクラス）、日系企業のオフィスが多い地域までの交通が比較的便利であること（ほとんどの方々は３０分以内、中には数分という人もいます）、等があげられます。
　さて、この地区の住宅費ですが、これも全米でトップクラスということになります。１９９４年ほどまでは不動産価格が横ばいまたは下降気味だったのですが、シリコンバレーの景気浮揚と共に住宅費も２００１年をピークにうなぎ登りに上昇しました。２０００年ころよりニューヨークとしのぎを削る価格帯の地域であるといわれています。２００１年中盤より景気の後退と、政情不安のせいか賃貸相場は下降を始め、商業物件先行の形で値崩れしていきました。というより正常化に向けての調整であったのかもしれません。２００７年のサブプライムショック以来、不動産売買の景気は低迷していますが、物件を売った人たちが買い控えて、賃貸に移っているのでしょうか、家賃は下がらないようです。特に人気の有る学校区の一戸建ては物件が少なく、家賃も上昇気味のようです。アパートのほうは物件数が豊富ですので選択しやすいでしょう。
　

　それでは、日本から赴任される皆さんはどういう家に住んでいらっしゃるのかをご紹介いたしましょう。賃貸物件の形式として、まず アパート 形式では、寝室の数によって、スタジオと呼ばれるのが日本のワンルームマンションの大きなもの、また、日本の1ＬＤＫに当たるワンベッドルームは、６０平米位の大きさです。２ＬＤＫに当たるツーベッドルームは９０平米位の大きさが一般的で、いずれも日本でいうならばアパートいうよりは高級賃貸マンションという感覚です。次に 、次にコンドミニアム ですがこれは分譲マンションを個人のオーナーから個別に借りる形です。 タウンハウス は二階建てのユニットが横につながっています。上下に他の人が住んで居ないので、その分騒音の心配が有りません。 一戸建て は庭付きで平屋がほとんどですが、広さは１２０から２００平米くらいが普通です。詳しくはそれぞれの項でお話しさせていただきますが、日本に比べれると、住環境に関しては、ほとんどの方は快適だとおっしゃいます。もちろん慣れてくると色々と目に付く事もでてくるのですが・・・・。いずれも家具は付いていません。もちろん、別途借りることもできますが、購入するのに比べると、割高です。

家族を同伴する駐在員の方にとって一番気になるのが安全性です。全般に言って、駐在員の家族が多く住んでいる地域、クパティーノ、ウェスト サンノゼ、サニーベール、サラトガはもっとも安全性の高い地域といえると思います。ここに犯罪の発生件数に関しておもしろい資料がありますのでご紹介いたします。下の表の 細字の部分は当地シリコンバレー以外の有名都市を選びましたが、感じはおわかり頂けるでしょう。

　安全とはいうものの、気を付けなければいけませんし、シリコンバレーの人でも普通はあまり近づかない地域もあります（イーストサンノゼ地区、イーストパロアルトなど）。もし可能でしたら、最低限の知識を、こちらでの生活経験の有るお知り合いなどから、できる限り入手されることをお勧めします。
　こと安全な家選びは、決して難しいことはなく、常識に従うということでしょう。例えば、うさんくさい人がうろうろしている、窓に防犯用の鉄格子がはまっている家が目立つ、壊れた、或いは壊れかけた車が前庭に放置して有る、というようなご近所は避けるなど、当たり前のことですが、重要ですね。こちらの不動産では、1にロケーション、2にロケーション、3、4、がなくて5にロケーション　だそうですので。

　ことショッピングに関しては、こちらに移られて最初の数ヶ月は苦労される事もあるかも知れませんが、値段が安いのと駐車場に不自由しないので便利です。
　食料品に関しては、日本の物を中心にしたお店は、ミツワを始めクパティーノのイマハラ、マウンテンビューのニジヤ、他の町にも小さい規模のお店があります。ミツワは一般に高めですが、さすがに品数が豊富です。所在地も駐在員家族の多数住んでいる地域からですとどこからも１０分以内で行けるので便利です。
　他の中国系、韓国系のお店、例えば、Ranch 99, Tin Tin Supermarket, Marina Food等の少なくとも一つにどこからでも１５分以内で行けるはずですが、同じものでも安めですので、こちらでまず買い物をしてから日系スーパーへという手もあります。生鮮食料品に関しては一部を除いて、ほとんどの物が手に入りますのでご心配なく。
　ショッピングセンター、いわゆるショッピングモールですが、デパート数軒の組み合わせとブティックがたくさん入っていて、一日では回りきれないようなモールが幾つもあります。ブランド品が安く手に入る、ファクトリーアウトレットも巨大規模のギルロイ　アウトレット、ミルピタス　グレートモールと、買い物好きな方にはいいですね。ただ衣料品を買うときに合うサイズが無くてこまることは多いです。
電化製品も日本より安い様です。こちらに来る前に秋葉原に行って．．．．という必要はないでしょう。例えば、電気釜にしてもこちらの電圧にあった物が日本より安く手にはいります。電話、ファックスは日本の物が使えるようです。コピーの機械はサイクルが違うせいかコピーした物が変形してしまいます。

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生活を始めるにあたって、車の運転ができることが前提になっているので、運転が苦手の場合は不自由します。食料品店には歩けてもその他には行けないとか、モールには行けても雑貨が買えないということになりかねません。車は足ですので、早くなれるようにするしかないでしょう。日本で運転をしたことが無くても最悪３ヶ月がんばれば絶対大丈夫です。６５歳の主婦のかたで運転席にも座ったことのない、英語も不得意な方が３ヶ月ぐらいで無事免許が取れましたから・・・・運転免許、交通ルールについては Department of Motor Vehicles= DMV をご覧下さい。 サンプルの筆記試験 に挑戦することもできます。学科の試験は日本語の録音テープで受けることが可能ですが、テープの日本語の難解さのためあまり評判が良くありません。運転は日本語で教習してくれる教習所もあります。
　

　家捜しと子供の学校のことは切っても切れない関係です。公立の学校の場合、実際にどの学校に行くのかはどの家に住むかで決まることがほとんどです。最近では、その学校が定員いっぱいになっているのでスクールバスで他の学校に送られるケースも聞きますが、数は少ないようです。
学校は幼稚部を含む小学校、中学校、高校に分かれますが、地域によって中学が２年間の所と、３年間の所があります。学校は９月から始まり、原則として、その年の１２月３日に何歳になっているかで学年が決まります。キンダーガーデンに行くには５歳になっていなければなりません。希望によっては学年を遅らせることもできます。編入は随時出来ますが予防接種の証明と住所を証明できるものが必要になります。
　各学校、学校区にそれぞれのELD＝English Language DevelopmentあるいはESL＝English As Second Languageのシステムがあり、独自の方法で、英語を母国語としない生徒たちを教育しています。その中でも、日本人に人気の高いクパティーノの小学校は、興味深いELDの方法を採っています。学校区内に小学校は１８校有りますが、そのうちの４校にELDのクラスが設けられており、他の小学校からスクールバスでELDに所属する生徒を集め、通常のクラスに戻り英語で勉強が出来るようになるまでそのクラスにとどめます。日本人も多い地区ですので、日本の子供だけで集まってしまって、英語の上達が遅いとおっしゃられる親御さんもいらっしゃいますが、教育程度は米国内でも最上位クラスにランクされています。
　クパティーノ以外の学校区では、それぞれの学校で、英語の得意でない生徒をクラスに集めて、、一日のうち１−３時間程度、英語を勉強させているようです。英語の出来ない生徒は多いのでそれなりに対応もされているということでしょうか。特に幼稚園、小学校の低学年の子供たちは、順応が驚くほど早いようです。
　普通の学校の他に日本語の補習校があります。日本の指導要領に追いつくように補習するための学校です。三育学院では週二回平日の放課後に、Cupertino Middleで行われている日本語補習校では土曜日に行われているようです。
　その他にもENA(国立予備校）やクモンなどで、日本での受験に備えていらっしゃるようです。以上、学校の情報は随時変化しているようで、同じような年頃のお子様をお持ちの方らお話をうかがってご確認していただければ幸いです。

学校情報のリンク集

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